長唄三味線のお稽古 「雨の四季」

 ここのところ練習できなかったのがてきめんに出ました。暗譜度が95~90%くらいになっていました(汗)。師匠からは、暗譜だけでなく譜面を見ながらも練習するよう言われました。練習中、師匠が三本とメモされていたので、三本調子?随分低いんですねと伺ったら、最後は五本三下がりだから唄方男性だとこれくらいじゃないと、とのこと。なるへそ。勉強になりました。
スポンサーサイト



長唄三味線のお稽古 「雨の四季」

 何回目か忘れましたm(_ _)m。八千代座のお浚い会の後、「助六」と「雨の四季」の2曲やっています。自分のペースは今のところ年2曲な感じです。もっとも昨年はその合間に、「廓」だと「まつり」とかやっていますのでアップアップです。

 暗譜は9割方かな。物売りのあと、一人で弾く部分があってここのノリを細かく注意いただきました。ダラーと弾いたらいかんのです。後半に向かってノっていくんですが、あまり速くなるとその後の方で自爆必至です。

 まだまだただ弾いているだけなので、これから少しでも曲になるよう頑張ります!

長唄三味線 「雨の四季」 10回目

 師匠は今月『ふるあめりかに袖はぬらさじ』の舞台出演がありお忙しいのですが、合間というか空いた時間でお稽古時間を作っていただいております。

『ふるあめりかに袖はぬらさじ』
坂東玉三郎主演
赤坂ACTシアター
http://www.tbs.co.jp/act/event/furuamerica/

 来週末観劇予定。楽しみです。

 お稽古は「雨の四季」と「廓」の二本立て。あと1ヶ月後の「廓」がやばい!玉は難しいですね。三味線方の聞かせどころですから凝った手になっています。棹の下の方もよく使うし。なんとか練習時間ひねり出さないと。でもニャンちゃんが可愛すぎて(^_^;)。

長唄三味線 「雨の四季」 6回目

 前回の日記でそろそろ暗譜に取りかからないと、と書きながら全然暗譜してません。格好つけてちょっと覚えているところを譜を見ないで弾くと、そこはいいんだけど次のところ譜面を見ると場所がすぐ見つからずオロオロ。

 お稽古の最後の方は「廓」。調子変えがあって三下がりから三を一音上げて本調子へ。今のところ単独で弾いていますが、基本的に本手・替え手がセットになっている二重奏なんでそうなったときが怖い。とまどいそう。合わせ練習ありますよね、きっと。

長唄三味線 「雨の四季」 5回目

 稽古前に師匠のユニット伝の会の合方、松永鉄九郎師匠がクリスマスに国立で会をやるにあたって、邦寿一門で一つ番組出すとのことで、どうしますか?とのお尋ね。人数限定だし、まだ初級だし、師匠から振られなければ出る予定ではなかったんですが、聞かれたからには出ずにはいられない性格なので(笑)、取りあえず出る方向になりました。はたして、曲が間に合うのか。間に合わなくてもエアーで頑張ります。

 で、雨の四季は通しで1回弾いて終了。そろそろ暗譜していかないといけないが、こればかりはまだ半年あると思うとはかどりません。どこを抜くか師匠もまだ決まらないようです。

 秋に某所でやる廓(廓で使われるような合方集)を初レッスン。難しい手は先輩方にお任せして、地だけを弾けばいい部分も多いので、何とかなるかな~。ただそれだけだともったいないので替え手とか手も練習しておこう。

長唄三味線 「雨の四季」 5回目

 お稽古場の三味線がいつものと違っていた。棹がちょっと太め&マーキングなし。以前だったら大撃沈していたとこですが、多少沈みながらも無事航行できました(笑)。調子変えが2回、本調子→二上がり→三下がりなんですが、少しスムースに行ける感じになってきたかな。こういうのも数ですね。

 お稽古の最後にどこを抜こうかな、と師匠。譜面を眺めていたんですが、どこも抜けないなあ~、とおっしゃり、取りあえず構成は今のところ不明です。一曲まるまるは時間オーバーなので、その辺は師匠にお任せして、自分はこれからまずは暗譜しないと。

 秋の出し物は、結局浚わずに終了。家で少しずつやってますが、かなり手強い…。これは今から相当頑張らないと、出るだけになっちゃいそう。騒ぎとかチンチリレンとかが部分部分入っているところは曲もわかるんですが、知らない曲は弾いていて合っているのかが不安。でもやっていて楽しいし、手のいい練習になりそう。

長唄三味線 「雨の四季」 4回目

 暑い中チャリで稽古場へ。前回の日記に書いた予想通り、最後まで行きました。珍しく少しだけ予習していったんですが、最後の方はやっていなかったので、しどろもどろでした(笑)。最後棹を下の方の音が出てくるので勘所ずれまくりでした。この辺は年期がまだ全然足りません。しかしこの曲を4回でとりあえず最後まで行ったというのは少しは進歩したんかな。

 そうそう、話の合間に師匠が本番の時は抜きますからね、とおっしゃっていたので来年の会の曲はこれで決まりのようです。次回、最初から最後までさらった後は、本番用の抜き差しでお稽古かな。

 お浚い会とは別に秋に弟子有志で千代田区のなんたらに出る、というような話を先日の餅つきのとき先輩から伺って、ふくふくさんも出るのよ、となっていました。どうも本当さらしく、師匠から譜を渡されました。たぶん合方つなぎ合わせっぽいので、それなりに手が難しいそう。これはたぶん次回から、「雨の四季」と同時並行でお稽古になりそう。ちょっと大変そう。秋には川崎邦楽祭の笛もあるし…。まあ、出れるとき出ておこうとういスタンスなので頑張ります(笑)。

長唄三味線 「雨の四季」 3回目

 お稽古ってまあ普通曲の頭から始めるので、この最初の方でつまづくと、はいもう一回そこやりましょう、ということになってなかなか前に進みません。今回は本調子の部分は一回でさらーっと過ぎて、前回やった二上がりのところを三回ほど弾いて、次の三下がりに入りました。進み方としては順調だったように思います。師匠も譜面をめくって次で最後まで行けそうですねと。

 二上がりのところ、「里ろと」はその前から里をねらっておくこと。「と」は中指で押さえる。高速「ヌリとレ」は難しいっす。この二上がりのところ軽快で好きだなあ。

長唄三味線 「雨の四季」 2回目

 前回から3週間以上間が開いてしまいました。前回のところはまあ復習していたんですが、予習は全然していなかったので今回の2上がりからは大苦戦。テンポが良いところなんです。最後に師匠がお手本を弾いてくださったんですが、それはもう軽快な節で、こんなに弾けたら楽しいだろう、って感じ。お稽古中は四苦八苦。ですから、譜面1ページちょっとしか進みませんでした。あ~、でも楽しい曲。軽快に弾けるよう頑張らないと!

長唄三味線 「雨の四季」 1回目

 お稽古始めたのが2年前の7月からだったのでもうすぐ丸2年です。少しは成長しているとは思うんですが、まだまだ全然できていない、という思いばかりです。

 昨日から「雨の四季」のお稽古が始まりました。例によって予習はCDを聞くくらいのダメダメ弟子。以前はお稽古が全然進みませんでしたが、最近は割と進みます。これは理由が2つはっきりしていて、まずはいろは譜になれてきたこと。そして棹を見ないでお稽古するよう意識し始めたから。最初の頃は譜面と自分の棹を行ったり来たりで全然進みませんでした。当然一番やらなければいけない師匠の弾くところを見るというのが全くできませんでした。でもホントは暗譜して師匠の弾き方をじっくり見るのが一番お稽古になるんですよね。復習の時は多少余裕ができるのでそれができます。

 暗譜してからがホントのお稽古だ、みたいなことをどこかで読んだことあるんですが真実でしょうね。なかなか時間が取れずそれができないんですが。

 昨日は物売りの口上までいきました。師匠の歌を聴いていると自然と頬が緩んじゃいます。楽しい曲です。

長唄 篠笛・能管お稽古 菖蒲浴衣

 篠笛が全然鳴りません。まったく未熟。途中少し持ち直したが、これじゃあ駄目。一応最後の三下がりのところまでいきましたが、自分的には吹いていて恥ずかしかった。これだけ鳴らないのはちょっと久しぶり。年に数回こういうときがあるが、もっと真摯に吹かないと。笛に対して素直に真摯に息を吹き込もう。なんかそこが全然足りてないと思った。へんにうまく吹こうなんて下心があった。イカン。

 能管は逆に下心なく吹いていたので結構鳴っていた。ただ、最後の早渡り・地2・狂言鞨鼓・地3・半上げの間がまったくへたれ。腹で覚えないと。

篠笛・能管お稽古 菖蒲浴衣

 竹笛(篠笛)で吹くところが流派によって違う。それ以前に長唄の場合唄・三味線・囃子、それぞれいろんなバージョンがあって正解が複数あるというのが正しい理解だと思う。自分の流派を軸にしながらも、臨機応変が求められる。たとえばこの長唄「菖蒲浴衣」、伊十郎さんのCDだと前弾きの後に囃子がはいっていないが、五郎治さんのだと囃子が入っている。ここを能管で吹く流派もある。

 紅も又重なるとかや、の後を流儀では竹笛で吹きますが、他流は二上がりから吹きます。二上がりになれば笛を二本高いものに持ち替えなければいけませんが、この曲では二上がり用の笛で本調子の部分を吹いてそのまま二上がりの部分を吹きます。あと笛を止めるのも他流より早い部分で止めます。今日は三下がり、青すだれまでは行かず。

 能管は最後の、早渡り・地3・狂言鞨鼓・地2・半上げ。これ、早渡り・地2・狂言鞨鼓・地3・半上げのときもあるとか。ハヲが入ると狂言鞨鼓?下座は飛び去り。かけ声と同時にヒシギを入れないと…。

 来年ある会に出ないかとのお話。場所は国立。くにたちじゃないですよ。その他大勢の一人ですが、死ぬまでに1回出ておくのも良いかな。

長唄 篠笛・能管 お稽古 菖蒲浴衣

 菖蒲浴衣です。前弾きの後、流派によっては能管が入ることがある。序の舞、この手はまださらってません。そのうちにやりましょうとのこと。今回は竹笛で。CDによっては笛自体が入ってないものもある。その後の能管は、渡り頭~半上げの後、狂言鞨鼓に入らず竹笛の手もあるそうな。宮神楽とか聖天の手。いわゆる細撥の手らしい。書いているが自分でもわからないまま書いている(^_^;)。こうやって頭を整理中。今度聞いてみよう。だいたい質問するにはそれなりのレベルがないと聞けない。素人はわからない・わかってないことがわからないのが素人なんです。今回はここまで。まだまだ続く菖蒲は続きます。

 下座は飛び猿。忍者の手です。ウソm(_ _)m。飛び去り、です。これは弁慶が六方を踏みながら花道を去って行くときの手。だんだん速くなるので指が回らない。自分がどこかでこの手を吹くことはないんですが、楽しいです(^_^)。

【長唄 篠笛・能管】 越後獅子 1回目

 この曲有名なんですが、なんたらぐち のとこしか吹いたことがありませんでした。歌詞が、なんたらぐち、ってなっているからだそうです。この曲は竹笛(篠笛)がメインで、能管は最後のところでサラシと段切くらい。題名に獅子とありますが、石橋ものではないので狂いもありません。ご存じの方はよくご存じの角兵衛獅子のお話です。

 出だしはオロシ。この後の笛、まずは基本の三味線付きの手があります。まずはこれを吹けるようになること。そしてこの部分太鼓は芝居昇殿という手を打っています。名前からも祭囃子から来た手です。これに合わせるよう三味線の手から離れ、また三味線の手に戻る。三味線の手につかず離れずが理想とのこと。このあたりはふくふくさんがどの辺を由とするか、また舞踊につけるのであれば派手目に、素の演奏であればおとなしめに吹くといった吹き分けも必要ですとのこと。

 ここが難しい。ほんとに難しい。先生も自分が吹いているのが唯一正しいと言うことではない。最終的には笛を吹く方の感性ですからと。感性のなさげな自分はどうするかっていったら吹いて吹いて、試して試して自分の形を作っていくしかない。頑張ろう!

 本日はこの出だしの部分とサラシを何回か吹いて終わり。サラシも五郎でさらったサラシと最後の微妙に違います。越後獅子サラシはこうなんだ。いや、ホントに勉強になります。

長唄 菖蒲浴衣 その2

 三下がりになって、青すだれの部分の竹笛は祭囃子っぽい手をふく場合があります。これはマイミクさんから教えて頂きました。通り神楽という祭囃子の手がベースとなっています。

 片砂切は片車切とも書くようです。もとは狂言神楽からきているとか。能管ですから能から来ている曲が多いんですね。

 もう少しさらってから、この曲の復習は終わる予定です。

*素人笛吹きが書いているものです。間違いも多々あると思いますので、お気づきの方はご指摘下さい。

長唄 菖蒲浴衣 その1

本調子
竹笛
スグ
渡り頭・地ノベ・半上げ
狂言かっこ 2ド・半上げ

竹笛

二上がり
竹笛

三下がり
青すだれ
竹笛

片砂切 2ド
早渡り・地 3ド・狂言かっこ・地 2ド・半上げ
段切

 狂言かっこというのは、他の曲にもよく出てきます。この辺も能・狂言から来ているのですが、これ以上は突っ込みません。ちなみに、かっこというのは羯鼓という太鼓があります。お腹の前にぶら下げて打つ小さな太鼓です。さらにちなみに、江戸囃子の秘曲の中にも羯鼓というのがあります。なんらかの関係があるのでしょうが、謎のままにしておきます。

 続きはまた。